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ヨーロッパ旅行では特に「スリ」に要注意!
ヨーロッパへ旅行を計画すると必ずと言ってもいいほど目にするのが、「スリ」に気をつけましょうという注意勧告ですよね。
実際にどれくらいスリが起きているの?
日本はヨーロッパの観光地に比べてスリの発生率が低く、治安が良いとされています。ヨーロッパでは観光地でのスリが頻繁に発生し、特に観光客がターゲットにされることが多いです。
日本のスリの状況
- 2023年の統計: 日本では全国で2023年に15,598件のすりの事件が記録されました (Travellers Worldwide)。
- 特徴: 日本ではすりの件数は比較的少なく、治安が良いとされています。主に東京や大阪のような大都市の混雑した場所で発生しています。
ヨーロッパのスリの状況
- イタリア:
- 2023年の統計: ローマやミラノの主要観光地のみで1,906件のすりが報告されました (Travel Noire)。
- 2019年の統計: イタリア全体で130,000件以上のすりが記録されています (ITALY IRL)。
- フランス:
- 2023年の状況: 観光客100万人あたり283件のすりが報告されています (Travel Noire)。
- 特徴: 特にパリの観光地(エッフェル塔、ルーヴル美術館など)でスリが多発しています。
警戒心を持って旅行に挑みましょう!
日本とヨーロッパ(特にイタリアとフランス)のスリの件数を比較すると、ヨーロッパの方が圧倒的に多いことが分かります。日本は治安が良く、観光客にとっても安心して旅行できる場所ですが、ヨーロッパでは高い警戒心が必要です。
ズボンのポケットにスマホを入れている人は誰もいませんでした…。
よくあるスリの手口は?場所はどこ?
一般的に多いのは、人混みや観光スポットなどの混雑した場所を狙い、気付かれないうちに財布や貴重品を盗むことが多いです。
また、協力者を持ち、1人が注意を引きつける間にもう1人が盗みを働くことがあります。
非常に巧妙で素早いので、本当に気づかないのです!
「自分は大丈夫」と思いこまずに、常に貴重品を安全な場所に保管し、注意を怠らないようにすることが重要です!
バックを刃物で切って、貴重品を抜き取るといった手荒な手口も増えています。 地下鉄の場合、3~4人のグループに取り囲まれて強奪されるケースや1人が話しかけ、注意を逸らせているうちに仲間が貴重品を抜き取るといったケースもあります。
在イタリア日本国大使館 – Ambasciata del Giappone in Italia
スリの対策方法について
圧倒的に狙われやすいのは、「スマートフォン」と「財布」です!特にアジア人は、最新型のiPhoneを持っているという認識があるようで、目を付けられていると聞きましたので、要注意です!
具体的な対策方法をご紹介します!
- 財布やスマートフォンなどの貴重品は、内ポケットに保管するか、バッグの中に入れてファスナーを閉めましょう。ファスナーにカラビナでロックをかけるとより安心です!ポケットはNGです!
- 人混みや観光スポットなどの混雑した場所では、周囲の状況に注意を払いましょう。不審な動きや急な接触に気付いたら、警戒心を持ってください。
- 見知らぬ人が話しかけようとしてきたり、アンケートの協力を依頼してきたり、不審な動きをしている場合は、直ちにその場を離れてください!
- すべての貴重品を一箇所にまとめて持ち歩かないようにしましょう。必要最小限の現金やカードを持ち、シークレットポートなどに分散することをおすすめします。
ダイソーやセリアなどの商品で手軽にスリ対策ができます!
スマートフォンは100均のストラップをつけるだけでも充分対策になりますよ!手帳型のタイプで、クレジットカードなどを入れている場合は必ずスキミング防止に対応しているものを選んでくださいね!
スマホストラップをつけていると観光客だとばれるので危ないという意見もありましたが、私はストラップをつけていてよかったです!
財布はカバンと結びつけることもおすすめです!
また、ブランド財布だと狙われやすいので、ダイソーやセリアなどに売っているメッシュのポーチなどでも充分ですよ!カラビナをつけてカバンと紐づけることもおすすめです!
【体験談】イタリアのテルミニ駅でスマートフォンをすられた!
約1週間のハネムーンでのヨーロッパ滞在を終えて、帰国する当日、イタリアのローマテルミニ駅のホームにて事件は起きました!キャリーケースを持って空港へ向かう為に駅のホームへ向かっていました。
私はオンラインチェックインをしようとしていたのですが、なぜかエラー。
挙句の果てに搭乗時間も変更ということで、このときだけスマートフォンをストラップから外して、操作していました。
すると主人が、英語で話しかけられたのです。話しかけてきた人は、現地の人ではなさそうな風貌で、恐らく東南アジア人だったのではないかと思います。キャリーケースを持っていました。
やあ。空港に行くにはホームはどっちかわかるかい?
左側に降りたホームに空港へ行く電車がくるよ
わかった!ありがとう!
彼はエスカレーターを降りていきました。私も少し違和感を覚えたものの、お互いキャリーケースを持っていたから、空港への行き方を知ってると思ったのかな?とくらいに思いました。そしてわたしたちも彼と同じようにエスカレーターを降りていると…
やあ!空港へ行くにはこっちかい?
え?そ、そうだよ!(さっきも言ったけど…)
またもや話しかけてきたのです!そしてその時に主人はちょうどエスカレーターを降りようとしていたところ…!急に話しかけられたので、主人はエスカレーターからキャリーケースを降ろすときに手を放してしまいました!
「なんか怪しい!キャリーケース盗られる!?」と、私は咄嗟に思い、スマートフォンをコートのポケットにしまい、慌てて主人が離したキャリーケースをうまくキャッチ!
あれ?さっきまでコートのポケットに入っていたのに…
「また話しかけられたの?」と主人に聞きながらコートのポケットに手を入れると、そうです。スマートフォンがありません。ポケットに入れていたスマートフォンはスリに持っていかれていたのです。
普通、コートのポケットに手を入れらたら気づきますよね。それが全く気づかなかったのです。最初は落としたのかな?と思うぐらいにスリだと思いませんでした。
そしてAppleWatchから音を鳴らしてみようとすると、スマートフォンが検出されません。ここで初めてスリだ!と気づいたのです。
監視カメラはもちろん警察にしか見せてくれません。
慌てて駅員を探し、状況を説明しました。そして監視カメラで盗られたところ見せてほしいとお願いしました。
状況はわかったけど、監視カメラは警察にしか見せられないよ
そりゃそうですよね。飛行機に乗り遅れるわけにもいかないので、一先ず空港へ向かうことに。
現地の警察に「ポリスレポート」をもらいましょう!
なんとかフィウミチーノ空港に到着し、警察を探しました。
なぜなら「ポリスレポート」を書いてもらうためです!日本でいう被害届です。
現地でしか手に入らない書類なのでご注意くださいね。保険金請求するときに必要になってきます。
ポリスレポートの内容は?
ポリスレポート(Police Report)は、警察が作成する公式な文書で、事件や事故、犯罪の詳細を記録したものです。私がイタリアで書いたポリスレポートは、事件の概要についてでした。
- 事件の概要: 何が起こったのか、どこで、いつ、どのように発生したのか。
- 被害者の情報:パスポート番号や住所、名前など
- 被害品の情報:わかる情報のみでokです!
ざっくりわかるところのみを書いたのですが、現地の警察官が必要そうなところを埋めてくれました!
書いたら警察官に渡して、スタンプをもらいました!5分くらいで無料でGETできましたよ!
帰国後、保険会社へスリの被害に遭ったことを報告!
無事に帰国してから、クレジットカードの利用付帯で入っていた保険会社へ早速連絡しました。だいたいの保険会社が24時間受付のコールセンターで対応していると思います!
- いつ・どこで発生したか
- 発生したときの詳細の経緯
- 盗難にあった品はなにか
- およそいくらくらいで購入したか(証明書などはあるか)
- ポリスレポートは持っているか
- 保険利用は初めてか
無事に保険金が振込されました!
電話で保険金請求書を依頼してから約1週間後に、手元に書類が届きました。必要書類を記載・同封し、投函してから約1ヶ月…ついに振り込まれました!その金額は9万7000円!やったー!
3000円は事務手数料で絶対引かれるとのことでした!
【まとめ】スリに遭ったらポリスレポートを絶対にもらう!
- ヨーロッパではスリが多発しているので、貴重品には十分に気を付けましょう!
- 万が一スリに遭った時は、現地でポリスレポートをもらうことを忘れずに!
- 携行品損害についての保証は、1回の旅行で2品まで、1品/10万円までの限度額なことが多数。
- 海外保険はクレジットカード会社の利用付帯でも十分な役割を果たしてくれます。
その後について
スマートフォンを盗とられた傷が癒えてきた2ヶ月後…。いきなり私の携帯に以下のSMSが届きました。
「あなたのスマートフォンが私たちの店で見つかったよ。以下のURLにログインしてリカバリーしてね🍎!https://・・・・」
SMSに届いたその番号を調べると、まさかのマイアミからでした。スマートフォンを紛失モードにし、私の携帯番号をメッセージで表示されるように設定していたので、どうやら連絡がきたようです(笑)。
もちろんこれも詐欺ですので、私のスマートフォンはマイアミに到着後以降どうなったかはわからないのですが、これでまたログインしたらいろんな情報を抜かれるのだろうなと震えました(笑)
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